自律神経と食事はつながっている? 自律神経を整える
こんにちは、スズヨウです。
食事で自律神経を整えられる?疑問に思ったも多いと思いますが、実は食事と自律神経はつながっているのです。なので具体例とその解決策を今回も紹介していきたいと思います。
夜中に食べると午前中のパフォーマンスが下がる
夜中に食事をしてしまうと、太ってしまう他にも弊害があります。それは、午前中の仕事がはかどらなくなることです。
食事によるリズムは、絶食(何も食べていない)時間が長くなった後からスタートする仕組みになっています。
通常、1日3食とっていたら、夕食から翌朝食までが最も長い絶食時間になります。これによって、リズムは朝食からスタートすることになります。
ところが、夜中にお菓子を食べると、お菓子を食べた時間から朝食までの絶食時間が短くなります。これでは、朝食をとってもリズムがスタートしません。朝から午前中にかけては、最も知的作業がはかどるはずなのですが、なかなか集中できずに波に乗れないまま昼を迎えてしまいます。
普段からできることとしては、残業が多い人は分食を試してみましょう。帰宅が遅くなり夕食が夜食になってしまいそうならば、残業前に食事を済ませておき帰宅後の食事はなくすか少量にする。こうすることで、朝食までの絶食時間を増やして、リズムの遅れを最小限に抑えてみましょう。
野菜を先に、炭水化物をあとに食べる
食事の順番は、ダイエットが目的で話されることと、もう一つ深く関係することがあります。それは食後の眠気です。
午後に耐えがたいほどの眠気があったり、仕事中に意識が遠のくことがあるなど、日常生活に支障をきたすような眠気がある場合は、眠気を余計に強める食事のとり方をしていることを疑いましょう。
あなたの目の前に、とんかつ定食があるとします。ごはん、とんかつとキャベツ、お新香、味噌汁。あなたはまず、何から手をつけますか?いつもの食事場面を振り返ってみてください。
もし、最初にパクパクっとごはんを口にするという人は、それが午後に眠くなる原因である可能性が高いです。
空腹時に最初に食べる栄養素が、体にとって最も高い影響力があります。最初にご飯、つまり炭水化物を食べると、グルコースが急激に増えます。これをもと通りにしようとインシュリンが糖分を急激に分解します。これがいきすぎてしまって、低血糖になります。
低血糖による眠気とは、ぼわーっと力が抜けてやる気が起こらなくなってしまったり、全然眠くないのにいきなりガクっと寝落ちするような感じです。これは炭水化物を最初に食べてしまったことが原因なので、炭水化物より前に何かを口に入れるようにしてみましょう。
不規則勤務の人のドカ食いを防ぐ方法
交代制勤務などで不規則な生活になりがちな人は、夜勤明けに猛烈な食欲に襲われた経験がありませんか?
食べてしまったことに罪悪感を抱くと、また罪悪感の悪循環にはまることになります。これは、あなたの性格や意思力の問題ではなく、オレキシンという物質による摂食亢進作用です。
オレキシンとは、脳を目覚めさせる物質です。脳を目覚めさせる物質は複数ありますが、オレキシンの特徴は食欲と関連があることです。
そもそも、動物が飢えを防ぐために食べ物を探しに行くときには、しっかりと脳を目覚めさせておく必要があります。
この仕組みは人間も同じで、オレキシンが増えると食欲が増す。食べるとオレキシンが減り、眠くなるという仕組みです。
【ドカ食いを防ぐ解決策!】
不規則勤務者が不調をきたす1番の原因は、休日や日勤の睡眠が乱れることです。ようやく眠れる時間がきたのになぜ乱れるのか。それはその時間しか自分の自由になるじかんがないからです。
自分の自由になる時間で好きなことをしたり、リラックスした時間を過ごそうと、30分、1時間就寝を遅らせる。これによって、基礎的な睡眠の力が落ちてしまいます。
このように完全休養日の睡眠を充実させることで、他の日も元気に過ごせる体をつくることができます。まずは、今週の完全休養日だけ睡眠強化日として試してみましょう。