僕と強迫性障害《エピソード〉
こんにちは、スズヨウです。
今回は僕が学校に行っていた頃、強迫性障害で悩み、そしていじめられていたことを体験談として書かせてもらいました。
強迫性障害による学校での「いじめ」
病気が発症したのは15歳のときでした。僕の意思とは反して誰かを傷つけてしまうような思考であったり、誰かを嫌いになろうと思考が回ってしまうのです。
「嫌いじゃないんだ、嫌ってはいけない」そう思う度にもう一人の自分が「Aさんを嫌いなんだろう?」と囁いてくるのです。
そうすると今度はホントに自分がAさんを嫌ってるのではないかと疑心暗鬼になってしまうのです。そして、Aさんを極力避けるようになりました。
自分の意思とは反して、考えたくない方へ思考が回ってしまう。これが侵入思考による症状らしいです。
学校で悩み続けAさんを避け続けていたらある日、Aさんも自分が避けられていることに気づき僕のことを嫌うようになってしまったんです。そして、友達の多いAさんから少しずついじめを受けるようになったんです。
当時自分なんの病気にかかっているのかもわからなかった僕はやむおえなく学校をやめることしました。
社会人になっても続く症状
学校をやめた僕は17歳になり、ある介護施設で働くことになりました。最初は調子がよかったのですがあの悪魔は再び僕の頭の中に入ってきました。
介護施設では女性が多かったのですが、僕の頭の中では50代女性Bさんのことでもう一人の自分と戦ってました。
「Bさん嫌ってはいけない、Bさんはいい人なんだ!」と唱える自分。
「Bさんを嫌いなんだろ?Bさん気持ち悪いじゃないか」ともう一人の自分がまた囁いてくるのです。
それはとても辛く、何を作業していても頭の中では常に戦ってました。
そして、こんだけ悩んでいるということは僕はホントにBさんのことが嫌いなんだろうかと思うようになったのです。Bさんを避け、目も合わせられないようになってしまいました。
当然Bさんは僕に対して嫌悪感を抱いていくようになりました。
何故こんなことが起きてしまうのか、僕は病院に行くのはもちろんネットや本でいろいろと調べてみたのです。
そしてそれは少しずつ見えてきました。侵入思考という強迫性障害の症状だったんです。先程も述べましたが、自分の意思とは反して考えたくない方へ思考が回ってしまう。とても恐ろしい病気です。
それが病気とわかった今は少しだけ気が楽になりました。思考が回るたびに、それは強迫性障害が起きてることなんだと、仕方ないことなんだと思うようにしてます。
締め
最後まで観覧いただきありがとうございます。強迫性障害と診断されるまではとても辛い時間がありましたが、今はそれがわかったので少しだけ気が楽になりました。
またこの記事は僕が当時病気ということがわからなく悩んでいたあの頃の自分のような方々へ少しでも共感していただき、気分が楽になればと思って執筆しました。